ビビりションとは?
保護犬にはビビりなワンコが多い気がします。
日常生活で出会う様々な人や物…、例えば車・バイク・トラック・ベビーカー・台車・小さい子ども・声の大きい若者・大人の男性などなど、に対してこちらが驚くほどビビり倒します。
街中のお散歩は怖い物だらけで慣れるまで毎回必死、というワンコもいます。
それは警戒心が強くないと野犬としては生き残れないから、もしくは、生まれてから現在までの間に怖い思いをたくさんしてきたから、なのかな?と思っています。
そして、そんな怖い物に出くわした瞬間の体の反応として、おしっこが出ちゃうのがビビりションです。
はるたんはビビりションが出ちゃうタイプのワンコです。
そして、はるたんのビビりションは、一度おしっこスイッチがオンになったら、タンクが空になるまで出し切るタイプです。(ちょびっとだけ出るタイプのワンコもいると思います。)
はるたんのビビりションはいつから?
譲渡センターのスタッフさん曰く、はるたんは元々ビビりションが出ちゃう体質?のようです。
見学希望の方が来ると必ず出ちゃっていたそうで、私たちも初めて会った際、目が合った瞬間にビビりションが出たので驚きました。
おしっこスイッチはどこにある?
今まで一緒に過ごしてきて、はるたんのおしっこスイッチを何十回と押してしまったので、これはヤバイ!というのが少し分かってきました。
近場での突然の大きな音
遠くから聞こえるサイレンの音や子どもの大きな声、雷などは平気ですが、はるたん自身の近くで突然大きな音が鳴った場合はもれなくおしっこスイッチがオンになります。
例えばお散歩に出ようとした際、お散歩バッグにぶら下げているペットボトルが玄関ドアに「ゴン!」と当たった音。
これはアウトです。百発百中でスイッチオン!になってしまいます。
私も夫も複数回やらかしてしまい、その度に消臭スプレーをこれでもかとシュッシュして玄関を掃除しています(笑)
避けきれない速さでこちらに向かってくる物・人
お散歩中に出くわしたスケボーに乗る少年、転がってきたバスケットボールもアウトです。
車・自転車・台車・ベビーカー等はうちに来た当初はかなりビビっていましたが、最近は慣れてきた(近づかなければ危険は無いと分かってきた)ようでビビりションが出ることはほとんど無くなりました。
逃げられない場所で人が来る/声を掛けられる
今はマンションに住んでいるので、お散歩の行き帰りで階段を使用しています。
(エレベーターはたぶんビビりションが出ちゃうのでまだ使っていません。練習を始めたらご報告します☆)
階段で人とすれ違うことがあるとほぼ毎回出ちゃいます。
先日は階段を登りきりそうなタイミングで、下の階のご近所さんに声を掛けられて出ちゃいました。。(あぁ、あと少しだったのに…)
階段で出ちゃった場合は、トイレシーツと水を入れたペットボトル、消臭スプレーを持参してすぐ掃除をしますが、すれ違ったご近所さんにはいつも申し訳ない気持ちになります。(きっと気まずい思いをさせていると思うので…)
初めて聞く音・見る物
初めて聞く音・見る物には、過剰に反応してビビりションが出ることが多いです。
例えば、押すと音がピコピコなる犬用おもちゃ。
こういったおもちゃを「ピコッ」と鳴らしただけで出ちゃっていた時期もありました。。(慣れると出なくなるようです。)
他には、はるたんが首に巻いているタオルマフラー。
これも初めて見た時はビビりションが出ちゃいました。。応援しているチーム(Jリーグの川崎フロンターレ)のタオルマフラーなので、テンション上がって飼い主が頭上高く掲げたのが怖かったようです。
これも慣れればはるたんの首に巻いても平気だし、飼い主がサッカーの試合中にブンブン振り回しても平気なのですが、はるたん的に安全確認が取れてない「初めて」見る時には注意が必要、ということを学びました。
現状の対策
朝イチでおトイレ
はるたんの場合は一度スイッチがオンになれば、タンクが空になるまで出すので、それを逆手に取って朝イチでおトイレで出してもらうことにしました。
そうすると、多少ビックリすることが起きてもタンクに残量が無いので、なんとか踏みとどまることが出来ます。
マナーベルトの着用
自宅にお客さんが来ることが分かっている時や、動物病院に入る時など、事前におしっこスイッチがオンになる可能性が高いと分かっている場合は、マナーベルトを装着することもあります。
はるたんのビビりションは繰り返しちょっとずつ出すタイプでは無いので、お客さんが来て最初の5分だけマナーベルトを着けて様子を見て、大丈夫そうなら外すようにしています。
今の目標
はるたんがわが家に来てくれてから最初の1ヶ月は毎日複数回ビビりションが出てしまっていたので、その度に心を無にしてお掃除してきました。(内心、あちゃー…とは思ってはいましたが (笑))
でも、お家が安心できる場所になってからはよっぽどのことがない限り、自宅でビビりションが出ることはなくなりました。
はるたん自身も出したくて出している訳ではないと思いますし、生理現象として出ちゃうもんはしょうがないですよね。
今までのはるたんの様子を見ていても、「これには危険がない」と分かればビビることも少なくなってくるようなので、少しずつはるたんにとって『怖くない物』を増やしていければいいのかな、と思っています。
少しずつ、はるたんのペースで、いろんな経験をして自信を付けていってもらいたい、『怖くない物・危険がない物』を増やしていってもらいたい、というのが今の私たちの目標です。
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