わが家は2021年5月に、当時1歳過ぎの保護犬はるたんを家族に迎えました。
中型犬のはるたんにとっての1歳は、人間に換算すると大体20歳くらいになります。
すでにオトナになっている成犬と暮らし始めるイメージが湧かない方もいると思いますので、「実際のところ、成犬譲渡ってどうなの?」という疑問にお答えしたいと思います。
(ワンコの個性は千差万別ですので、全ての特徴がみんなに当てはまる訳ではないと思います。その点はご了承ください。)
犬を飼うなら子犬から?
「犬を飼う」というと、今の日本では「ペットショップで可愛らしい子犬を買う」ケースが一番多いかと思います。
たしかに、子犬は可愛い!!
可愛すぎて連れて帰りたくなる気持ちもわかります。
ただし、犬の一生を預かる覚悟とそれが可能な環境が無い状況での一目惚れは犬を不幸にします。絶対にやめましょう。
それに繁殖犬(子犬たちの両親)の現実は残酷なことが多いです。見るに耐えない現状は変えないといけません。
(子犬が可愛いことには変わりはないけど、その背景と関わる人間のことを考えると…ペットショップの子犬を見ているだけでしんどいこともあります。)
子犬が超絶かわいいのは確かですが、子犬でなければ犬との暮らしは始められないのでしょうか?
「子犬でないと懐かない?」
「子犬でないと家族になれない?」
そんなことはありません。
大人ワンコでも少しずつ懐いてくれますし、経験上、数ヶ月もすればすっかり家族の一員になっていると思います。
逆に元気いっぱいでヤンチャな子犬を育てていると、ノイローゼになりそうな程しんどい思いをすることもあります。
(子犬だからラクか、というと決してそんなことはないと思います。)
子犬育ての大変なところ
・なんでも齧りたいカミカミ期がある
・破壊魔王期がある(…かもしれない)
・エンドレス☆トイレ掃除期がある(…かもしれない)
・抱っこしても鮮魚!期がある(…かもしれない)
はるたんのお友達ワンコが子犬の頃は、それはそれは超ウルトラハイパー元気っ子だったそうです。
毎日家に帰れば失敗したトイレの掃除をし、犬に届く範囲の物はなんでも破壊され、ゴミ箱をぶちまけて埃まみれになり、さらには想像もしてなかったような悪戯もあり……、疲弊する日々を経験した飼い主さんは「あの頃には絶対戻りたくない…!」とお話ししていました。(今はもう落ち着いていて、お利口なオトナワンコに成長しました。)
とは言え、これもワンコの個性なので愛犬の子犬時代を振り返って「悪戯も全然しなくて、妙に大人びた小学生みたいだった」という飼い主さんもいます。
成犬譲渡に不安はなかった?
私自身、成犬を迎えて一緒に暮らし始めた経験はなく、はるたんが初めての成犬譲渡でした。
でも、実家で犬を飼っていた経験から「すぐに ウチの子が世界一かわいい♡ という気持ちになるから大丈夫!」と思っていました。
それに、私の姉も3歳のワンコの里親になっており、家族で溺愛している姿を見ていたので特に不安はありませんでした。
昔から読んでいる犬ブログでも、皆さんオトナワンコを迎えて幸せに過ごしている様子を見てきたことも影響していると思います!
10年以上続いている犬ブログの方々
成犬譲渡の良いところ
わりと落ち着いている(個人差あり)
子犬時代のような超エネルギッシュで ずーっと動いてて電池(体力)が切れたらパタッと寝る… みたいなことは無いと思います。
はるたんなんて、日中はソファーでまったりと寝てばっかりです。
破壊活動があまりない(個人差あり)
子犬の歯は生後4ヶ月〜8ヶ月の時期に、乳歯から永久歯に生え替わります。
その時期は特に歯がむず痒かったりして、いろんな物をカミカミしたくなるようです。
ワンコからすればこの時期にたくさんカミカミすることは自然なことですが、家具や敷物、大事な物をかじって壊されてしまうと飼い主さんはちょっと困りますね。
オトナワンコの場合は、カミカミ期が終わっているので(あくまでもワンコの個性によりますが)破壊活動も下火なことが多いと思います。
はるたんの場合、唯一の破壊行動は「ティッシュをビリビリに破く」というなんとも規模の小さいものでした。
これはあなたの仕業ですね?
……え?
これは、ボクじゃないです(大ウソ)
他の犬との関わり方が上手(個人差あり)
はるたんの場合は、(おそらく)元野犬なので生まれた時からずっと周りに犬がいる環境で育ってきたのだと思います。
そのおかげで、人間は怖いけど犬は大好きです。
お散歩中は出会うワンコ全員に挨拶しようとしますし、相手から嫌がられない限りはみんなと仲良くできます。
一緒に遊んだり追いかけっこしたりする近所のお友達ワンコもたくさん出来ました!
練習すればお留守番もできる(個人差あり)
子犬の時期は1日に3〜5回のご飯が必要ですし、排泄の頻度も高いのでお留守番は難しいことも多いようです。
オトナワンコであれば、練習すれば数時間〜半日くらいのお留守番ができるようになると思います。
はるたんの場合、初めてのお留守番は4時間でしたが、こちらが拍子抜けするくらい余裕で過ごしてくれていました。
もしかしたらまだわが家に来てから1週間ちょっとだったので、怖い人間(私たち)がいなくて逆に安心して過ごせたのかもしれません。
家族になって4ヶ月くらいの頃に、初めて長時間(11時間)のお留守番に挑戦しました。
その時はパパママがいなくて不安だったようで、帰宅後は珍しくべったりになっていました。
ちなみに、今では長時間のお留守番でも全く問題なく、半日家を空けて帰宅した時もベッドからのっそりと出てきて「おかえり〜(ふわぁあ、よく寝た〜)」といった感じで落ち着いて出迎えてくれます。
成犬譲渡の残念なところ
私にとって1つだけ成犬譲渡の残念な点があります。
それは・・・
『はるたんの絶対かわいい子犬時代を知らない(泣)』
これだけです。
これだけは本当に残念です…。
だって子犬時代のウチの子なんて、世界一かわいい…いや、銀河系一かわいいに決まってるっ!!!
親バカ過ぎるというのは分かっていますが、…でも心底そう思っています。(キリッ)
まとめ
成犬譲渡について少しイメージ出来ましたでしょうか?
もちろんワンコの個性によって、犬が苦手なオトナワンコもいますし、いろんな物を齧りたくなるオトナワンコもいると思います!
ただそれは子犬でも同じで、破壊活動をしないでオトナになる仔もいるし、仔犬の時から人間とだけ暮らしていても犬が大好きな仔もいます。
成犬でも、子犬でも、家族になればきっとすぐに ウチの子が世界一かわいい♡ という心境になると思うので安心して迎えてくださいね。
参考になれば嬉しいです!
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